まずミュージカル俳優になるためには、何か資格が必要なのかと思う方もいるかもしれませんが、特にこれといった資格があるわけではありません。それはいわゆるモデルやそのほかの俳優と同様です。ミュージカルの場合は一般的に劇団や劇団養成所からスタートすることが多いです。
劇団や劇団養成所に入るためには、それぞれの団体で求められている基準があり、そのテクニックや芸術的センスを確認するべくオーディションが開催されています。そのオーディションに合格して初めてその団体に所属することが出来ます。そこからさらにキャプテンになるためには、何か特出したスキルであったり歌やダンスが優れていなければなりませんので、磨きをかける事になります。
養成所の段階からでも劇団によっては、オーディションを紹介してもらうことが出来る場合があります。そこで合格して作品に出演する事でさらに技術にも磨きをかけていくことになります。最初は参加するだけでもいっぱいいっぱいという方が多いかもしれませんが、ダンスや歌のレベルを上げていく事で自分にもどんどん自信がつくようになっていきます。
ミュージカル俳優は演劇と歌とダンスが出来なければなりません。それが舞台俳優や映画やテレビの俳優とは違う点です。さらにそれにプラスしてダンス俳優というのも位置づけとしてあります。ダンスキャプテンはソロで歌を歌うという事はほとんどありませんが、他の皆とうたいながら踊るという事はありますのでダンスレッスンを受けつつ歌のレッスンも受けているという方が多いです。
ダンスキャプテンになるには、まずダンススキルが必要となってくるわけですが、入り口としてはジャズダンスやバレエから始めている方が多いです。お子さんの時から取り組んでいて、それが体に入り込んでいるというところからスタートする方もいれば、高校生~それ以上から始めて極めていくということも有ります。独学でという方はほとんどいなくて教室に通って磨いていく方が多いです。
キャプテンレベルになるのであれば、そのテクニックもさることながらその団体での責任も維持することになりますし、制作にも関わることが出てきます。人間関係もコミュニケーションスキルとして磨いていくことも求められる場合もあるでしょう。
ダンスキャプテンは、一目で見て分かるぐらいのテクニックの違いがあるという事で選ばれることも有りますが、こつこつとレッスンを積んでいく事からスタートです。