ハワイの伝統的な踊りとして日本国内でも知名度の高い「フラダンス」は、当サイトでも紹介しているようにダンスレッスンとしても非常に人気が高い踊りの1つです。現地ハワイでは「フラ」と呼ばれ、ハワイ語でフラの意味は踊りを指します。そしてハワイ フラダンスは踊りだけではなく、踊りと共に奏でられる楽器の演奏であったりチャントと呼ばれる歌や詠唱といった全てを含む総合的な芸術でもあります。
フラは大きく分類して古典的な「カヒコ」と現代的な「アウアナ」の2つに分かれ、古典的なカヒコは元々紙に捧げるために修行を行った男性のみが踊ることを許されていた歴史があり、現代的なアウアナはウクレレの演奏に合わせて踊る、ここ50年ほどで広がった新しいスタイルであり、アウアナは男女や年齢を問わず、誰でも自由に楽しむことができます。
また、フラダンスの歴史を振り返ってみると、フラは神々に捧げられてきた神聖な踊りで、フラを初めて踊ったのは癒しの女神ラカや卵から生まれた女神ヒイアカなど諸説あります。このように神話に諸説あるのは、伝承で受け継がれてきたものが多いからであって、現地の文化として重要な要素であるフラは神々に捧げる信仰の表現である以外にも、歴史を伝える役割を担っています。
ハワイ フラダンスでは、振り付けの手の動きに花や意味をもたせ、動きで物語を構成し何世紀にもわたって歴史や出来事を後世に伝承していっています。フラの歌に数多く登場する「ALOHA(アロハ)」とは、Akahai(アカハイ)にLokahi(ロカヒ)、Olu’olu(オルオル)にHa’aHa’a(ハアハア)、Ahonui(アホヌイ)の5つの言葉の頭文字をとったものであり、それぞれ思いやりや協調性、喜び・わくわく、謙虚・素直、忍耐など人々の様々な想いが込められた言葉です。
実際に現地で踊られているフラダンスの踊り 方やダンスの特徴は、下半身がよく使われ骨盤は八の字を描きながら、足の裏で地球をマッサージするようにステップを踏むことが基本です。踊り手は観客とアイコンタクトを取りながら微笑んでいるため非常に優雅な踊りに見えますが、実際は常に重心を落とし、上半身の高さを一定にしながら踊るので非常にハードな踊りとしても有名です。
本場に訪れた場合は、プロのフラダンスを見る以外にも自分でフラを体験してみるアクティビティーに参加する方法もおすすめです。オワフ島ワイキキのロイヤル・ハワイアン・センターでは無料レッスンがあったり、シェラトン・ワイキキといったホテルにもカルチャークラスが設けられています。
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